しんち福祉会

新地ホーム 事業計画

◎ 新  地  拠  点  事  業  計  画

〇 中期事業目標及び令和5年度数値目標

 

1.中期事業目標

一昨年度の介護報酬の改定では、基本的な考え方として「感染症や災害への対応力の強化」「地域包括ケアシステムの推進」、「自立支援・重度化防止に向けた取組の推進」、「介護人材の確保・介護現場の革新」、「制度の安定性・持続可能性の確保」の5項目が掲げられました。新地町においては、令和3年度から令和5年度までを計画期間とする第8期介護保険事業計画の最終年となります。

当法人は、今年で法人設立から31年となり、新地拠点においては当時整備した設備の不具合や機器の故障が頻発し計画的な更新が課題となっています。また、科学的介護やICT活用等のための施設や機器の整備も必要となっています。

新型コロナウイルス感染症は、発生から3年が経過し昨秋からは第8波の流行期を迎え、新地拠点の各事業運営に大きな支障をきたしています。本年5月には感染症法上の位置付けが2類相当から5類に変更されるようですが、高齢者が感染したときの重症化リスクに変わりはありません。引き続き感染症防止対策を徹底してまいります。

通所介護事業については、利用登録者の逓減傾向が続いており、新地町の第8期介護保険事業計画における通所介護の見込量も横ばいであることを踏まえ、中長期的な視点に立った事業の在り方の検討が必要となっています。地域包括支援センターについては、関係団体等と連携して「地域包括ケアシステムの推進」に取り組んでまいります。在宅介護支援センターについては、引き続き適正な居宅介護支援サービスの提供に努めます。

 

以上を踏まえ、次のとおり新地拠点の重点項目を掲げ、介護支援を必要とする人の立場に立ったサービス提供にあたり、引き続き研鑽を重ね、老人福祉サービスの担い手としての自覚を深めながら、良質な介護サービスの提供に努めてまいります。

1)経営基盤の安定とサービスの維持向上

・施設サービス理念に基づく良質な介護を維持するため、適正な人員配置と人材育成、各事業の数値目標設定による安定的な収入の確保

・感染症や大規模災害の発生に備えた事業継続計画(BCP)の策定

・安心で安全な食事の提供と栄養ケアマネジメントの充実

・老朽化した機器設備の計画的な更新を進め、入居者や利用者の安心した暮らしと、職員の働きやすい環境の整備

  2)地域貢献に向けた取り組み

・地域の福祉ニーズに応えられるサービスの維持・開発

・災害時の地域への貢献、一人暮らしの方への一時的な食事等の支援など

・福祉人材育成を目的とした実習生、学生ボランティアの積極的な受け入れ対応

・地域包括ケアシステム構築に向けた生活支援体制づくりと医療機関との連携強化

  3)その他

・介護支援ロボット、ICTの研究と活用

・外国人労働者の受け入れについての研究

2.各事業の中期目標

1)新地ホーム(短期入所を含む)

入所定員80名に対し平均入所78名(稼働率97.5%、)、短期入所定員20名に対し平均入所16名(稼働率80.0%)、介護職員の配置については38名を目標とします。

入院リスクが大きくなっており、入院等延日数は令和元年度が699名であるのに対し令和2年度は970名、令和3年度も1月末までで643名となっています。日々の健康管理(介護)と入退院や入退所の適確な調整を図り、利用者の要望に応えられるよう努めてまいります。

短期入所は曜日によって利用者数の増が大きくなっていることから、利用日程等の調整を図りながら継続的な利用につながるよう進めます。制度の改正や地域の情報を的確にとらえ、求められるニーズに対応できるよう心がけます。

これらの目標を達成するためには、安定した質の高いマンパワーの確保が必要であることから、介護職員等人員確保はハローワークの求人登録を継続し、熱意ある未経験者への指導や各種研修受講の機会を確保し、介護サービスの質の向上と適正なサービス提供に努めます。

2)新地町デイサービスセンター 

定員39名に対し、1日の平均利用者20名、稼働率52%を目標とします。

ほとんどの利用者が週に複数回利用しています。利用者の減少傾向にコロナ禍が加わり通所介護事業を取り巻く環境が厳しくなっています。利用中の過ごし方、サービス時間、入浴サービスのあり方、職員の配置など事業全体について検討をしていきます。

3)新地町地域包括支援センター 

介護予防、認知症予防の視点を大切にし、地域包括ケア推進に向け行政機関と協働し、包括的支援事業や継続的ケアマネジメント、家族介護支援を継続実施します。

2025年の高齢者人口の急増、更には2050年の人口減少に伴う高齢化率の急増問題を見据え、高齢者ができる限り住み慣れた地域や家庭で安心して暮らしていけるよう住まい、医療、介護、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を進めていく必要があります。

4)新地町在宅介護支援センター 

町内で業務にあたるケアマネの人数には限りがあり、事業所が受け持つことができる利用者数にも制限があることから、要介護状態におけるサービス利用希望者に対し一時的にプラン作成が滞ることも予想されます。ケアマネ個々のスキルアップはもとより地域に根づいたセンターの信頼を深めながら利用希望者に応えられるセンターを目指します。同時に、新たにケアマネ資格にチャレンジする職員に対する支援を強化し、法人全体で育成を進めていきます。

 

3.【数値目標(短期)】

 

     

新地ホーム

新地短期

新地町デイ

新地町在介

新地町包括

利用定員(人)

80

20

39

119

稼働日数(日)

365

365

258

242

242

稼働率(%)

97.5

80.0

52.0

1日利用者数(人)

78.0

16.0

20.0

利用延人数(人)

28,470

5,840

5,160

 

 

 

令和5年度 特別養護老人ホーム新地ホーム事業計画

 

1.事業計画策定にあたり

 

令和4年度においては、人材の安定的確保とサービスの質の確保、老朽化した設備環境の改善、さらに、新型コロナウイルス感染予防を含めた感染症予防対策に努めました。今年度においても引続き、これらを重点として取り組んでまいります。

人材の面では、日々の健康管理と教育、チーム連携による質の高いサービス提供への意識をもとに、継続してサービスを提供していけるように努めます。必要により派遣人材の活用を検討します。

設備面では、優先順位を見極め、補助金等の情報を得ながら、計画的に改善に努めます。

施設介護サービスでは、入居者の重度化傾向のなか、拘束ゼロ、褥瘡ゼロを継続するとともに、オムツゼロ(日中帯)、骨折ゼロ(介護事故の軽減と早期の対応)を目指し、さらに、認知症ケアの向上を図ります。また、職員の配置、業務時間・内容を日々検討し、最善の体制で、効率よく安全にサービス提供ができるように努めます。

研修では、Web研修を積極的に活用し、知識と技術を高め、介護の質を上げていくよう努めます。感染症対策では、国や地域の動向に目を向け、職員自ら注意喚起ができるよう、職員全体で強く意識していきます。

経営面では、利用者・入居希望者の心情を考慮した事業運営に努めるとともに、施設の稼働率向上を目標に入退所及び入退院の効率的な調整を行います。また、平成2年度に導入した調理済食品による給食の在り方についても検証を継続します。入居者の生活の質の向上を鑑みながら、業務の効率化、電気ガス水道の適切な使用を心掛けるように注意を払って参ります。

1)施設サービス基本理念
   人間尊重と尊厳をもった、利用者権利による自立支援サービスの提供を目指します。
 2)施設サービスの基本方針
  1.利用者個人の尊重と尊厳をもったサービスを提供します。
  1.利用者の権利と安全を最優先とした介護を実践します。
  1.自立支援に向けて、寝たきり予防介護を実践します。
  1.介護サービスの質の向上と適正なサービスを提供します。

 

2.重点事業

 

1)生活環境整備

・設備環境の老朽化が顕著ではありますが、点検整備を徹底し環境の維持改善を図ります。改修が必要な箇所は、優先順位を見極めながら順次対応します。今年度は、昨年度に見送った施設の照明集中管理システムの更新、旧棟居室の計画的なエアコンの更新を検討します。

・新型コロナウイルス感染症を含む感染症予防対策として、エリア区分扉の設置検討、感染対策用資機材及び用品の備蓄等に努めます。

2)サービスの質の向上

・入居者の食事形態の多様化に対する給食業務の検証を行い、充実を図ります。

・福祉機器・用具の活用をすすめ、利用者にも職員にも負担の少ない介護を目指します。
(介護支援ロボットの有効活用、スライディングボード等移乗補助用具等)

・適正な人員の確保と人材の育成(Web研修の活用)に努めます。

 

 

3.委員会別活動計画

① 感染症対策委員会

活動目標 感染症を予防する体制を整備し、感染症発生時には迅速・適切な対応をすることを目指します。

活動内容

◇感染対策マニュアルと対応

 ・全職員が必要な時に参照できるようにいつも取りやすい場所に設置します。

 ・マニュアル内容を周知徹底するため、職員研修を行う等確実な理解に努めます。

◇感染対策を検討する基礎として、日頃から施設内の感染リスクを把握し、「感染症の予防」と「感染症発生時の対応」について施設内で共通理解ができるようにします。

◇早期発見の対策

 ・日常から入居者の健康状態を把握し、感染症状が発症時速やかに対応します。

(留意すべき症状:吐気・嘔吐、下痢、発熱、咳、咽頭痛、鼻水、発疹(皮膚の異常)など)

 ・発生した感染症への対応と管理(感染経路、感染機序の解明とその改善)を行います。

◇職員の健康管理

 ・職員自身も自己の健康に気を配り、感染症状がでたら早期対応を心がけます。

◇新型コロナウイルス感染防止対策

 感染防止対応マニュアル、国事務連絡、県通知等を全職員に周知徹底します。

② リスク管理委員会

活動目標 法人全体でリスクマネジメントの推進を図り、職員一人ひとりの危機管理能力を高め、入居者、利用者が安心、安全に暮らせる支援体制を目指します。

活動内容 

◇インシデント及び事故分析

・月毎の集計結果から、入居者・利用者ごとのリスクの傾向・分析を行い、具体的な再発防止策を考案し同様事故の軽減を図ります。また介護総括を活用して継続的に個別でのリスク管理、事故軽減に努めます。

・「業務手順を遵守できずに起きた事故」について認識を深め、「なぜそうなったか」を多角的な視点で原因の究明を行い再発防止に努めます。

・要介護者の心身状況から施設内で想定される不可避な介護事故については、整理・資料作成を行い、入居(利用)前に家族等に対し説明を行います。

◇研修会・勉強会の開催

・リスクマネジメントに基づいた研修会・勉強会を開催し危機管理能力の向上を図ります。

・コロナ禍において研修会・勉強会の開催が制限されるなかでも、オンライン研修などを活用しリスクマネジメントへの意識向上に努めます。

◇施設内点検

・リスク管理マニュアルの定期的な見直し・事故が発生した際のマニュアル掲示により、新たなリスクの予防・事故の再発防止に努めます。

・各委員会と連携・協力を図り、施設内点検・生活環境の整備を行い安全な生活環境の提供を図ります。

③ 広報委員会

活動目標 入居者皆様の生活の様子、デイサービスの活動、在宅福祉サービス等についての情報をご家族に伝え、明るく親しみやすい広報誌を目指します。

活動内容 

◇広報紙「たんぽぽ」を年4回定期発行します。(112号~115号)

・入居者及びサービス利用者とそのご家族に、紙面を通じて施設の「姿勢・取組み・活動」等について理解醸成に努めます。

・コロナ禍にあって入居者と家族の直接的コミュニケーションが限られる中で、 明るい話題や写真で入居者の生活の様子を伝え、積極的な情報発信に努めます。

・写真の掲載についてはプライバシーに配慮し、本人や家族に確認のもと適切に掲載します。

◇壁新聞を作成し、入居者や来訪者の方に見ていただきます。

・大きくみやすい紙面で利用者や来訪者の方にわかりやすく情報を伝えます。

④ 行事委員会

活動目標 年間通して季節を感じられる行事を計画し、いきいきと充実した生活を送ることを目指す。

活動内容 

◇月1回ブロックごとのレクリエーションを行います

◇季節応じてドライブや散歩など外出を行います

◇季節ごとの飾りつけを行い、季節感を感じられるようにします

◇感染予防を踏まえつつ家族と交流できる夏祭りを開催します

◇季節に応じた行事を計画し、季節を感じ楽しめる行事の実施。

◇目で楽しめる季節のおやつの提供を行います。

⑤ 機能訓練検討委員会

活動目標 入居者一人ひとりが、日常生活の中で自らもつ能力を最大限引き出し、出来る喜びを感じ自分らしく生活していけるように支援させて頂きます。暮らしの中で身体を動かす機会を作り、今できる能力を保ち続けられるよう目指していきます。自ら動くことが困難な入居者にも、他動的に動く機会で褥瘡や拘縮を予防に努め、快適に過ごせるよう目指していきます。また、介護する職員の身体的軽減を図れる様に、福祉用具等の情報共有を図っていきたい。

活動内容 

◇機能訓練指導員による身体的リハビリと、花や野菜などの園芸療法や音楽療法など精神的リハビリを計画し、提供していきます。

◇運動の機会と他動的に動かす機会を設けて、拘縮を予防し、活動性低下を防ぎます。

◇入居者の状態変化に応じて、ポジショニングを見直し、枕の当て方や福祉用具を整えて、入居者が快適に過ごせるよう姿勢を整えます。

◇福祉用具、ベッド環境の調整を行い、入居者が生活しやすいと感じられる配置にします。

◇褥瘡予防として、ベッドマットや離床時の座布団の管理を実施し、皮膚の状態等に応じて、ベッドマットの選定を行います。

◇ケースに応じて多職種で検討し、より良いリハビリや介助方法を探求、情報収集行い、発信します。

◇職員の腰痛や怪我の予防が出来るように介助方法や対策を発信していきます。

⑥ 環境衛生・設備改善委員会

活動目標 安心して施設をご利用いただける空間づくりを目指します。

活動内容 

◇月間強化目標を定め、定期的な環境整備等を実施します。

◇安全確保の観点より、福祉用具等の不具合箇所の早期発見に努め速やかな修繕に繋げます。

◇日常のメンテナンス方法を明示・定期的なメンテナンス等を実施し設備の保全に努めます。

◇用務員等と連携しながら、普段行き届かない箇所の清掃等を実施します。

⑦ 生活向上委員会

活動目標 職員全体のスキルアップを図りながら統一されたケアを実践することで、入居者・利用者の暮らしがより良いものとなることを目指します。

活動内容 

◇各職種、委員会と連携を図りながら、施設内研修に対する企画・内容検討・資料作成を行います。

◇職員が直面している問題・疑問などを研修内容に反映させることで、統一されたケアの実践に結び付けていきます。

◇新人職員に対する指導マニュアルを作成・修正することで、新人職員と指導者が円滑に業務を行えるようにします。

PCの活用や口頭で歯科衛生士と連携を図ることで、入居者、利用者の食事環境、口腔内環境を整えます。

⑧ 給食委員会

活動目標 季節も感じられ美味しく楽しめる、安全で安心な入居者にあった食事内容の提供を行います。感染予防、食事前後の消毒、衛生管理に努めます。

活動内容 

◇嗜好調査の実施により個人の嗜好を把握するとともに、定期的に食形態の見直しを行います。

 摂取状況等、気づいた点の意見をまとめ栄養マネジメントに反映できるよう情報を共有していきます。

◇食事に環境に配慮し、安全、安心に摂取できるように行います。

◇食前食後のテーブルの消毒、手指消毒を行い衛生面の徹底を図ります。

 

4.職務分掌による活動計画

① 介護支援専門員

活動目標 入居者一人ひとりの尊厳と意思を尊重したケアマネジメントを行い、適切なアセスメントからケアプランを作成するとともに、自立支援と本人らしい生活を実現するために、家族と多職種協働で支援していきます。

活動内容 

◇本人家族や他職種から在宅生活の様子や施設生活の様子を確認し適切なケアマネジメントを実施し、本人らしい生活実現が出来るように支援させていただきます。

◇新規入居者や更新時、また必要に応じてアセスメントを行いケアプラン作成し、ケアカンファレンスを開催。入居者の意思を尊重した生活を実現できるように家族、他職種と情報共有を深めチームケアを実施します。また、ケアカンファレンスの案内や心身状態の変化に応じて、家族との連絡調整を図ります。感染対策から電話による意見交換も行います。

◇介護総括(モニタリング)や状態変化から随時、ケアプランの見直しをします。

◇認定調査の調整を行い、受け入れ時に立ち合い、必要な支援を行います。

◇看取りケアについては、本人*家族の意思*意向を最初の段階から確認し、円滑に移行していけるように嘱託医指示のもと家族、関係機関と連携し、尊厳ある看取りケアに繋げられるよう努めてまいります。

◇身体拘束廃止のため、身体拘束委員会を月1回開催。他職種間で情報共有、検討行い身体拘束を未然に防ぎます。また、やむを得ず身体拘束をせざるを得ない方については、日々記録し改善方法を検討します。家族に身体拘束に関する説明を行い、ご理解のもと可能な限り適切に対処します。

◇栄養マネジメントを実施するため、栄養カンファレンスを月1回開催。入居者の状態に応じて、栄養マネジメントを実現できるように他職種間で検討を行います。

② 生活相談員

活動目標 入居者の尊厳の保持を基本とし、楽しみや安らぎを感じながら笑顔多い暮らしができるよう、より質の高いサービスを提供します。

活動内容 

◇入居者や家族のニーズを汲み取り必要な支援につなげられるよう、日々のコミュニケーションを大切にした信頼関係の構築に努めます。

◇職種間での情報共有及び連携を強化し、入居者の課題解決や目標達成の促進を図ります。

◇感染症対策に留意しながら可能な範囲での面会対応や外出機会の確保に努め、家族や地域とのつながりを保持し楽しみのある暮らしができるようにします。

◇関係機関との連携を図り、可能な範囲での実習やボランティアの受け入れを行い地域の高齢者福祉の向上につなげます。

◇介護保険制度をはじめとする関係施策についての理解を深め、入居者及び家族への適切な説明と運用につなげます。

◇ショートステイサービスの質の向上を図り、在宅で介護を必要としている利用者やその家族の不安や負担の軽減につなげます。

③ 看護師

活動目標 入居者の方々が健康的に日常生活を維持できるよう支援します。老年看護に関する専門的な知識技術に基づいた看護実践を目指します。

活動内容 

◇他職種と連携しご入居者一人ひとりの健康状態を把握し、施設における生活が維持できるようにサポートします。

◇看護サマリーを活用し、ご入居者の健康状態について経過を追って把握していきます。

◇ご入居者の健康状態の変化を早期に発見し、適切な判断のもとに対応します。

◇対応マニュアルを作成し、マニュアルに沿った統一した対応を行います。

◇定期健康診断(ご入居者:9月、職員:8月・夜勤職員1月)の実施。

・介護職員の腰痛検査(6~7月頃から年2回実施)

◇老年看護知識技術の習得

・積極的に研修に参加し知識技術の習得に努めます。

・定期的に勉強会を開催し、老年看護学を深めます。

④ 機能訓練指導員

活動目標 機能訓練を通じて、入居者の心身機能の減衰を予防し、心身の維持・向上に努め、生きがいや楽しみを持った生活が送れるよう支援します。

活動内容 

◇個別機能訓練では、生活に沿った場所で、生活上重要な動きの練習・訓練を行い、定期的に評価をします。

◇集団レクリエーションや体操では、楽しい時間を過ごして頂くことの中に個人個人の目的を持たせ、その効果が出るように工夫をします。

◇中庭の花壇やプランターでの野菜や花の定植を通して、季節の移り変わりを共に感じ、施設行事などで劇や音楽を鑑賞して、心の健康維持に努めます。

◇車いすや良肢位を保つためのクッションなど、身の回りの環境を入居者の状態に応じて整えます。

◇日常生活動作での無理のない安全な方法を考え、自立につながる支援をします。

⑤ 介護員

活動目標 安心・安全な生活環境づくりに努め、個々を尊重したケアの提供と支援体制の確立を目指します。

活動内容 

◇多職種連携により日々の状態把握に努め、早期発見・対応に繋げます。

◇多角的視点から個々の課題など洗い出し、援助に反映していくことでQOL向上を目指します。

◇感染対策を講じた上での余暇支援を企画提供することで、心身の活性を図ります。

◇想定されるリスクから生活環境を整備、事故予防・再発防止に繋げます。

◇感染予防対策や緊急時の対応など、繰り返し演習を行い、危機管理の意識向上と迅速な対応に繋げます。

◇外部研修会への積極的な参加と実践に即した内容の内部研修を行い、職員全体の介護力向上を図ります。

⑥ 管理栄養士

活動目標 入居者の食事摂取状況、身体状況、健康状態等から食の支援を行い、生活の維持・向上に繋がるよう努めます。

活動内容 

◇食事摂取状況、体重の増減からその方に適した食事内容・量を検討し、改善に繋がるよう努め栄養ケアマネジメントに反映していきます。

◇状態変化時は調理員と協力し喫食しやすい形態に速やかに対応できるよう努めます。

◇他職種と協力し食べやすい環境(自助具・姿勢等)の検討を行い生活維持に繋げます。

◇入居者、職員の意見をまとめ、購入する食事内容が改善できるよう努めます。

⑦ 調理員

活動目標 衛生面や栄養面に配慮し季節を感じられる食事つくりと利用者のニーズに合った食事つくりに努めます。また、一人ひとりの食事形態に合った食事の提供を目指します。

活動内容 

◇適時適温での食事提供に努めます。

◇一人ひとりの状態に合わせた提供を迅速に対応できるよう努めます。

◇食品の衛生管理(在庫管理・厨房内、調理器具の清掃)に努めます。

⑧ 管理・事務

活動目標 適正・効率的な事務執行を行います。

活動内容 

◇災害等に備え適時的確な備品の管理に努めます。

◇不安定な社会情勢を踏まえ、迅速かつ正確な情報収集を実施します。

◇設備等の老朽化に伴い計画的な予算執行に努めます。

⑨ 安全衛生・防災

活動目標 職員が安全に、安心して働ける職場環境を整備することで、サービスを利用する方々にとっても良い環境となるよう、改善を図ります。

活動内容

◇職員の健康増進の啓発を継続して行います。
・働き方改革の一環から、就業時間の適正管理を進めます。

 ・産業医と情報を共有し、必要に応じ個別に指導を仰ぎ、病気等の早期発見治療を勧めます。

◇職場での事故防止徹底、指さし確認と職場内環境の整備、交通安全の啓発を行います。
業務上事故のヒヤリハット記録の推進を図り、事故防止に繋がる改善を早期に行います。

◇火災、地震、風水害等災害時の対応マニュアルの確認と見直しを行い、訓練の実施と地域や家族への情報提供を行います。

 
同事業所において、居宅要支援者を対象に介護予防短期入所生活介護サービスを実施します。事業内容は上記短期入所生活介護事業に準じ、介護予防短期入所生活介護計画の作成をはじめ、自立支援を念頭に置いた介護サービスの提供を行います。
短期入所においては、利用者の利便性や本人・家族に希望などを考慮し、なごみの里福田と調整を図り安定運営に努めます。