しんち福祉会

事業計画

令和6年度 社会福祉法人しんち福祉会事業計画

 

1 はじめに

  定款に基づき当法人が社会福祉事業を行うに当たり、適切な施設管理や人材確保に努め感染症対策を講じながら、これまで培った高齢者介護の知識や技術を駆使し、研鑽を重ね、ご利用者一人ひとりの暮らしに根ざした介護サービスに努めてまいります。

 


社会福祉法人しんち福祉会定款(抜すい)

平成5年4月1日 定款第1号

(目的)

第1条 この社会福祉法人(以下「法人」という。)は、多様な福祉サービスがその利用者の意向を尊重して総合的に提供されるよう創意工夫することにより、利用者が、個人の尊厳を保持しつつ、自立した生活を地域社会において営むことができるよう支援することを目的として、次の社会福祉事業を行う。

() 第一種社会福祉事業

特別養護老人ホームの経営

() 第二種社会福祉事業

() 老人デイサービス事業の経営

() 老人短期入所事業の経営

() 老人介護支援センターの経営

() 生計困難者に対する相談支援事業


 

  平成4年6月、法人設立、以来、幾多の困難を乗り越えて尽力いただいた先達の想いを礎に、介護保険制度に則り介護サービスを必要とする利用希望者やその家族の要請に応えるべく、入所による施設介護サービス、短期入所による介護サービス、居宅介護を支えるデイサービス、介護ケアプランを支援する居宅介護支援及び在宅総合相談をはじめ認知症や虐待防止など幅広い介護関連業務を担う介護予防支援の業務を実施しています。

地域福祉の中心機関として、多様化する介護福祉要請に応えうるべく法人基盤の充実に努めてまいります。また、住み慣れた地域で、安心して自立した生活が維持できるよう、介護サービス利用希望者への支援に当たってまいります。さらに、社会福祉法に基づく社会福祉法人の地域における公益的な取組を実施してまいります。

各事業運営に必要な専門職の確保と資質向上は、サービス提供者として当然の責務であることから、今後も適正な運営と必要な人材確保・処遇改善・育成に努めてまいります。

  災害時の事業継続や福祉避難所の開設要請に可能な限り対応してまいります。また、感染症対策を基本的に継続します。

一昨年からの急激な物価高騰は各事業会計を圧迫しており、可能な範囲でこれまで以上に費用の適切な執行・使用を呼び掛け、経費節減に努めます。

 


社会福祉法人しんち福祉会の理念・基本方針

平成1712月制定

理念

       法人は、地域福祉の中心機関として介護を必要とする人の立場にたった、

高度で良質な介護サービスの提供を推進します。

 

基本方針

     1.利用者の権利と安全を最優先した介護を実践する。

     1.自立支援に向けて、寝たきり予防介護、研究に邁進する。

     1.健全な法人経営に努め、地域社会との連携を強化する。

     1.介護職としての自己研鑽と信頼される人材の育成に努める。

     1.介護サービスの質の向上と適正なサービス提供を強化する。


 

2 役員会等の開催

 1)評議員会の開催

   定時評議員会を6月に、臨時評議員会を3月に開催し、その他必要がある場合には都度臨時評議員会を開催します。

 2)理事会の開催

   通常理事会を6月(又は5月)、12月及び3月に開催し、その他必要がある場合に都度臨時理事会を開催します。

 3)監事による監査の実施

監事監査は、上期と下期に分け、10月と4月(又は5月)に実施します。

 4)評議員選任・解任委員会の開催

   評議員の選任・解任を行う場合に開催します。

 5)評議員選定委員会の開催

   評議員候補者を選定する場合に開催します。

 6)第三者委員会の開催

   法人事業所に対する苦情に対して適切に対応するために、必要に応じて委員会を開催します。苦情等がない場合等には、上期、下期に分けて各事業所のインシデント等の状況を報告します。

 7)入所検討委員会の開催

   3か月に1回程度を基本に開催します。

3 事業内容(短期・中長期事業目標)

1)法人本部

・社会福祉法人制度改革に対応した適正な事業運営を推進します。

・令和6年度改定の新地町老人福祉計画・第9期介護保険事業計画(令和6年度~令和8年度)を参考に中長期事業目標を定める等、法人運営の継続性を考慮した事業運営を推進します。

・法人組織体制の強化に努めます。
役員及び評議員等の適正な牽制作用の維持(短期目標)

法人制度改革にあわせた法人本部機能の強化・運営(中期目標)

役員、評議員等研修機会の確保

・経営基盤の安定と介護サービスの維持・資質向上に努めます。
施設理念に基づく良質な介護を維持向上するため、介護職員等の確保と適正な人員配置及び職員研修機会の確保

数値目標設定による適正な事業運営を図る(中・長期目標)

職員処遇の維持改善を目指す(中・長期目標)

利用登録者の逓減が続く通所介護事業の検討(中・長期目標)

・地域貢献に向けた取り組みを強化します。(中・長期目標)

・社会福祉・老人福祉関係機関・団体との連携

2)新地ホーム拠点

・特別養護老人ホーム新地ホームの安定的運営(中期目標)

  ・新地町デイサービスセンターの運営効率化を目指す(中期目標)

  ・在宅介護支援センター事業の運営

  ・施設設備等の更新・改修(中・長期目標)

  ・災害対応備蓄品の更新及び整備推進(中期目標)

3)なごみの里福田拠点

  ・特別養護老人ホームなごみの里福田の安定的運営(中期目標)

  ・福田デイサービスセンターの運営効率化を目指す(中期目標)

  ・施設設備等の維持管理

  ・災害対応備蓄品の更新及び整備推進(中・長期目標)

4.受託事業と地域貢献

 1)地域包括支援センター事業の受託、運営

 2)公益的な地域貢献

地域とともに生きる施設づくりを推進するとともに地域福祉の充実や活性化の観点から事業を進めます。

① 福祉車両等法人所有の物品の貸し出し事業

② 新地町の委託により社会福祉協議会が行う高齢者一人暮らし配食サービス事業への協力

③ 実習生やボランティア、インターンシップの受入検討(感染症状況を注視)

④ 福祉事業対応人材育成事業(介護初任者研修資格取得支援事業)

⑤ 拠点周辺の独居老人世帯の見守り

⑥ 地域の防災拠点としての各種準備と整備(中・長期目標)

⑦ 福祉避難所の開設要請の際の運営