しんち福祉会

事業計画

令和元年度 社会福祉法人しんち福祉会事業計画

 

1 はじめに

   改正社会福祉法が平成29年4月に全面施行されて2年が経過しようとしています。

   改正法では、社会福祉法人制度の改革が掲げられており、その主な内容は

 

 ① 経営組織のガバナンスの強化

・理事・理事長に対する牽制機能の発揮

・財務会計に係るチェック体制の整備 

 

 ② 事業運営の透明性の向上

・財務諸表の公表等について法律上明記

 

 ③ 財務規律の強化

・適正かつ公正な支出管理の確保

・内部留保の明確化

・社会福祉事業等への計画的な再投資

 

 ④ 地域における公益的な取組を実施する責務

・社会福祉法人の本旨に従い他の主体では困難な福祉ニーズへの対応を求める

 

 ⑤ 行政の関与の在り方

・所轄庁による指導監督の機能強化

・国・都道府県・市の連携を推進

   の5項目が示されています。

これら法が求める法人の責務に対処するため、定款の全面改正をはじめ理事会や評議員会に関する各規程等の整備、法人運営情報の公開等を進めており、今後は業務上の細部の必要な補完はもとより、社会福祉法人への地域を含めた社会からの要請は多岐にわたるものとみられることから、地域における公益的な取組に引き続き可能な対応を検討してまいります。

    人口減少社会といわれる中、いわゆる団塊の世代が75歳以上となり総人口の5人に1人が高齢者という超高齢社会となる2025年問題では、これらの方々が医療、介護、福祉サービスなどを受ける側となりうることから、支える側の労働生産年齢人口が減少し、医療や介護などの負担と給付の割合が大きく変化していくことが予想され、国や都道府県・市町村の財政運営に重大な影響が生ずるものといわれています。さらに、本年10月に施行が予定される消費税率10パーセントに対応する介護保険制度への影響や高齢者福祉の動向をはじめとした各種の将来見通しも重要課題ととらえ、所要の情報収集と対応を進めてまいります。

    当法人の理念に基づき円滑かつ適切な施設維持運営に努めるとともに業務遂行に欠かせない職員の確保については、これまでもハローワークへの求人登録や地元高等学校への募集活動、職員等への就業情報提供要請、さらに介護の魅力発信・介護職人材育成要請活動等に努めてきましたが、思うような人材確保には至っていません。今年度はこれまでの活動に加え、長期的な視野を持ち、外国人材受け入れ制度の研究に取り組むとともに、働く人の絶対数減少の中、アクティブシニアの方々、家庭内事情で就労を控えていた方など多様な就労形態も含めた対策の必要性を考慮しながら、人材確保を第一ととらえ努力してまいります。

 

2 役員会等の開催

 1)評議員会の開催

   定時評議員会を6月上旬に、臨時評議員会を3月に開催し、その他必要がある場合には都度臨時評議員会を開催します。

 2)理事会の開催

   通常理事会を6月(又は5月)、12月及び3月に開催し、その他必要がある場合に都度臨時理事会を開催します。

 3)監事による監査の実施

監事監査は、上期と下期に分け、10月と4月(又は5月)に実施します。

 4)評議員選任・解任委員会の開催

   評議員に欠員が生じた場合に開催します。

 5)評議員選定委員会の開催

   評議員に欠員が生じた場合に開催します。

 6)第三者委員会の開催

   法人事業所に対する苦情に対して適切に対応するために、必要に応じて委員会を開催します。苦情等がない場合等には、上期、下期に分けて事業所のインシデント等の状況を報告します。

 7)入所検討委員会の開催

   基本を3か月に1回程度のペースで必要に応じて開催します。

 

3 事業内容(短期・中長期事業目標)

1)法人本部

・社会福祉法人制度改革に対応した適正な事業運営を推進します。

・新地町老人福祉計画・第7期介護保険事業計画を参考に中長期事業目標を定める等、法人運営の継続性を考慮した事業運営を推進します。(中期目標)

・法人組織体制の強化に努めます。
役員及び評議員等の適正な牽制作用の維持(短期目標)

法人制度改革にあわせた法人本部機能の強化・運営(中期目標)

・経営基盤の安定と介護サービスの維持・資質向上に努めます。
施設理念に基づく良質な介護を維持向上するため、介護職員等の確保と適正な人員配置及び職員研修機会の確保

数値目標設定による適正な事業運営を図る(中・長期目標)

・地域貢献に向けた取り組みを強化します。(中・長期目標)

 2)新地拠点

・特別養護老人ホーム新地ホームの安定的運営(中期目標)

  ・新地町デイサービスセンターの稼働率アップを目指す(中期目標)

  ・在宅介護支援センター事業の運営

  ・施設設備(キューピクル、空調設備他)の更新・改修(中・長期目標)

  ・災害対応備蓄品の更新及び整備推進(中期目標)

3)なごみの里福田拠点

  ・特別養護老人ホームなごみの里福田の安定的運営(中期目標)

  ・福田デイサービスセンターの稼働率アップを目指す(中期目標)

  ・災害対応備蓄品の更新及び整備推進(中・長期目標)

  ・ユニット壁改修事業の計画推進(中・長期目標)

5.受託事業と地域貢献

 1)地域包括支援センター事業の受託

 2)地域貢献

地域とともに生きる施設づくりを推進するとともに地域福祉の充実や活性化の観点から事業を進めます。

① 福祉車両等法人所有の物品の貸し出し事業

② 新地町社会福祉協議会が行う高齢者一人暮らし配食サービス事業への協力

③ 実習生やボランティアの積極的な受入

④ 福祉事業対応人材育成事業(介護初任者研修資格取得支援事業)

⑤ 拠点周辺の独居老人世帯の見守り

⑥ 地域の防災拠点としての各種準備と整備(中・長期目標)

⑦ 福祉避難所開設要請時の運営